こんにちは、いんべすた@です。
私は基本的に、インデックス投資+コモディティを中心にした分散投資を実践しています。ただ、FIRE後の人生をより豊かにするためには、自分のやり方に固執せず、他者の成功事例から学ぶ柔軟性も大切だと考えています。
今回ご紹介するのは、末期がんと闘いながらも、資産80億円を築いた個人投資家「たーちゃん」さんの投資哲学。普段の自分とは異なるタイプの手法でしたが、心を動かされる部分が多く、実践に取り入れたい学びがいくつもありました。
■ 50万円から80億円へ ― 医師兼投資家・たーちゃんの軌跡
たーちゃんさんは大学生の頃に元手50万円で投資を開始。研修医を経て、アベノミクス相場や景気循環の波を捉えながら、着実に資産を積み上げていきます。
- 20歳:投資スタート
- 28歳頃:資産1億円
- 2013年(アベノミクス):資産6億円
- 昨年末:資産50億円
- 現在(2025年7月):資産80億円
彼の投資スタイルは、単なるデータ分析ではなく、社会や生活の現場を徹底的に観察することに根差したものでした。これがいんべすた@的にも共感したポイントです。
■ 投資の4類型 ― 自分はどこに立っているのか?
たーちゃんさんは株式投資を以下の4つに分類します:
- グロース投資(高成長 × 高バリュエーション)
- 資産バリュー投資(低成長 × 低バリュエーション)
- 収益バリュー投資(成長 × 適正評価)
- シクリカルバリュー投資(景気の波を読む)
いんべすた@としては、インデックスや金などの「全世界的な分散+低コスト戦略」に安心感を持っていますが、個別株を扱う場合は、この分類を意識することで「自分がどんな立場の投資をしているのか」が明確になると感じました。
資産バリュー投資の学び
企業の保有資産に注目し、割安な銘柄を探すスタイル。大きくは値上がりしないが、安全性が高い「現金の代替」のような考え方が参考になります。
収益バリュー投資の学び
いわば「投資の王道」。営業利益率やPER、ROAなどをスクリーニングしつつ、現実的な成長を期待して長期保有する姿勢は、私のようなFIRE層にも馴染みやすい。
シクリカルバリュー投資の衝撃
この手法こそが、たーちゃんさんの8割の資産形成を支えた中核戦略。底値で仕込み、景気の回復とともに収穫する姿は、まさに逆張りの極意。
金鉱株、石油株、アイフル――一見リスキーに見える投資も、景気サイクルというレンズを通せば高オッズ×低リスクの投資に変貌する。これは自分のポートフォリオの一部に応用できる視点です。
■ いんべすた@が感じた「売り時」の鉄則
- シナリオが崩れたら即撤退
- もっと良い株があれば乗り換え
- 短期間で過熱しすぎたら利確を検討
これはコモディティ投資や米国ETFでも応用できる鉄則。特に「他により期待値が高い選択肢があるなら、含み損でも切り替える」視点は、多くの人が持っていない思考法ではないでしょうか?
■ おわりに:反対意見を取り入れる勇気
たーちゃんさんの投資哲学には、自分とは違うからこそ学ぶ価値があると感じました。
私はこれからも、「分散」と「長期」という軸は守りつつ、たーちゃんさんのような鋭い投資家の思考を取り入れ、FIRE後の人生をより自由に、より豊かに生きていきたいと思います。
もしよければ、あなたの投資スタイルや学びも、ぜひコメントやX(旧Twitter)で教えてくださいね!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
いんべすた@
コメント
コメント一覧 (2件)
バリュー投資の教科書とも言える本を出版された、たーちゃんさんについてのブログ大変興味深かったです。
誰もが戦々恐々としている暴落の中、「高オッズ×低リスクに変貌する」投資としてベットできるのは「価値の本質を見極めた」結果であるにということがとても印象に残りました。
また割安銘柄を現金の代わりに保有する手法は上昇の機会損失を防ぐという意味でも有効ですね。
自分の軸はしっかりと持ちつつも、自分とは違う考えを柔軟に取り入れようとする姿が、いんべすた@さんらしくて素敵だと思いました。
これからもブログ応援しています。
コメントありがとうございます😊
たーちゃんさんの投資哲学は、本当に「価値を見極める目」の大切さを再認識させてくれますよね。
割安株を現金代わりに保有する考え方も、上昇相場での機会損失を防ぐという点で非常に理にかなっていると感じます。
私自身も、違う投資スタイルを学ぶことで視野が広がり、自分の軸がより明確になる感覚があります。
これからも様々な学びを発信していきますので、ぜひ引き続き覗いていただけると嬉しいです!