⚠ 緊急追記(2026年3月)
この記事を書いているまさに今、2月28日に勃発したイラン・イスラエル情勢の緊迫化により、金融市場が歴史的な分岐点に立たされ、株価の急落が始まろうとしています。パニックになる前に、まずは本記事を読んで冷静さを取り戻してください。
こんにちは、いんべすた@です。😊
毎月の定例である資産報告が少し遅れてしまいました。
ご存知の通り、現在進行形で起きている中東危機(第2次インフレショックの懸念)のシナリオ分析と、それに伴う危機管理マニュアルの作成を最優先していたためです。
(※まだお読みでない方は、私が現金を構える理由を解説した【緊急シナリオ分析】中東危機と暴落銘柄・暴騰銘柄ガイドを必ず先にご確認ください)
さて、少し遅れましたが、激動の入り口となった2026年2月末時点での資産集計が終わりました。
結論から言いますと、総資産は前月比で「プラス(微増)」という結果に着地しました。2月は株式市場全体がまだ高値圏で堅調に推移していたため、順当に資産を伸ばすことができました。
しかし、今回私が読者の皆様に一番お伝えしたいのは、「株高で資産が増えたこと」ではありません。
世間がAIブームや最高値更新という楽観論に沸き立っていたこの1ヶ月間、私がポートフォリオに対して何をしたか。
答えは「何もしていません」。
正確に言えば、人間の「もっと儲かるかもしれない」という強欲(ホメオスタシス)をシステムで押さえ込み、「新規買い付けをストップし、徹底的に『買わない努力(何もしない努力)』をして現金を積み上げていた」のです。
今回は、私がなぜ株高の中で動かず、現金を温存していたのか。その真意を最新のポートフォリオ図解と共にお伝えします。
1. 基本アセットアロケーション(2026年3月時点)
私の投資のコア(核)は、株式、現金、実物資産(金)、暗号資産など、全く性質の異なる資産を組み合わせることで、どんな相場環境でも致死傷を負わない「全天候型(オールウェザー)の防御壁」を構築することにあります。
現在の資産配分 (Asset Allocation)
ご覧の通り、スナイパーとしての絶対的な防衛ラインであり、次の獲物を狙うための弾薬でもある「現金比率」が23.3%となり、目標としていた25%にあと一歩のところまで迫りました。
各資産クラスの現在の役割と、私の無感情な戦略(システム)は以下の通りです。
| 資産クラス | 役割と現在の戦略(システム) |
|---|---|
| インデックス 27.2% | 【老後まで完全放置の鉄板枠】 新NISA(S&P500等)で統一。市場の成長を享受するためのメインエンジンです。戦争が起きようがインフレになろうが、システムによる自動積立を継続し、絶対に売りません。 |
| 現金(キャッシュ) 23.3% | 【暴落時の最強の弾薬】 目標25%に肉薄。市場が楽観的だった2月の間に利確を進め、現金を温存してきました。今まさに始まろうとしている暴落は恐怖ではなく、この弾薬を解放するための「主戦場」へのカウントダウンです。 |
| 個別株・ETF 21.5% | 【キャッシュフローとサテライト枠】 高配当・株主優待銘柄群。インフレ再燃と金利高止まりによる全体的な割高感(バリュエーションの悪化)を警戒し、現在は新規買い付けを完全に停止しています。 |
| コモディティ 19.3% | 【究極の保険・インフレヘッジ】 金(ゴールド)およびプラチナ等。2月末に発生した中東危機や、法定通貨の価値毀損に対する最大の盾として機能し、これから起こるポートフォリオの目減りを防ぎます。 |
| 暗号資産 5.4% | 【非中央集権のアルファ(爆発力)枠】 ボラティリティが高いため、私のルール通り総資産の10%未満に厳格に抑制。S&P500が安定している時に、極度の恐怖(Fear & Greed 20以下)でのみ淡々と拾う準備をしています。 |
| 債券 3.4% | 【マイルドなクッション】 米国長期債ETF(TLT等)。株式下落時のクッションとして機能させますが、インフレ再燃リスクを考慮し比率は低めに抑えています。 |
2. 有事に備える、カントリーリスク配分(国境の分散)
有事の際、ポートフォリオを守るのは「株と現金と金」といったアセットクラスの分散だけではありません。「国境の分散(カントリーリスクの分散)」も極めて重要です。
例えば、もし日本円だけに全財産を置いていれば、過度な円安や日本の有事によって資産価値は世界的基準で半減します。逆に米国株だけに100%依存(一本足打法)していれば、今回のような中東の地政学リスクの直撃を受けます。
私の独自の管理シートの定義に基づき、日本・米国・それ以外の3つに完璧に分類した最新のリスクエクスポージャーがこちらです。
国別リスク (Risk Exposure)
日本(35.8%)、米国(33.3%)とバランスを取りつつ、「その他(ゴールド・暗号資産・全世界株式など)」が約31%を占めていることに注目してください。
この「国家に依存しない無国籍資産」を3割以上組み込んでいることで、これから特定の国の通貨や株式市場がダメージを受ける展開になっても、ポートフォリオ全体を自動的に防御する強靭なシステムが完成しています。
3. 結論:待つこともまた、高度な投資スキルである
投資の世界には「休むも相場」という有名な格言があります。
相場が好調な時、SNSを開けば「今すぐ買わないと置いていかれる!」というノイズが飛び交い、私たちを焦らせます。しかし、ポジションを持たず、現金を握りしめて静観することは、決して「機会損失(機会を逃すこと)」ではありません。
それは、市場のパニックがピークに達し、血に染まった優良資産が投げ売りされる本当の底値で買い叩くための「高度な戦術的待機」なのです。
今、2月28日に勃発した中東の地政学リスクにより、VIX指数(恐怖指数)が跳ね上がり、株価が急落の気配を見せ始めています。
もし私が2月の「株高・楽観ムード」の場面で、感情のままに現金を使い果たして株を買っていたら、今頃は画面を真っ赤にしてパニックになり、狼狽売りを考えていたでしょう。
しかし、感情を排除したルールに従い、23.3%の現金を温存している今の私には、焦りや恐怖は1ミリもありません。
むしろ、「いよいよ私のシステムが機能する主戦場(バーゲンセール)が来るか」という、静かな高揚感すらあります。
読者の皆さんも、相場のノイズや他人の煽りに惑わされないでください。
自分のルールに合致しない時は、画面を閉じて、家族と過ごすか、本を読みましょう。「待つスキル」を身につけた時、あなたの投資は運任せのギャンブルから、冷徹な「スナイパーの狙撃」へと確実に進化するはずです。
引き続き、VIXとS&P500の50日線を監視しながら、究極のチャンスが来るまで静かに爪を研ぎ続けます。
共にこの不確実な相場を生き残りましょう。いんべすた@でした。

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