こんにちは、いんべすた@です。
NISAで何を買うか──これは20年後の未来に大きな差を生む選択です。
今回は「emaxis slim S&P500」とETF(VOO)を比較し、なぜ僕がNISAではemaxis slim一択にしているのかを具体的な数値で解説します。
▶ NISAの本質:配当非課税ではあるけれど…
NISAは確かに「配当も非課税」です。ただし、配当金は一度現金で出てしまうため、再投資するには課税口座を使う必要があります。
つまり──
- ETFは配当が出る→再投資はNISA枠外→課税口座で20.315%課税
- emaxis slim S&P500は無配→自動的に非課税枠内で再投資
📊 シミュレーション:20年後の資産差
前提条件: 年360万円(新NISA成長投資枠含む)を20年間、年利7%で運用
- 投資信託:emaxis slim S&P500(信託報酬0.0968%、無配)
- ETF:VOO想定(経費率0.03%、配当利回り1.5%、配当課税20.315%)
項目 | emaxis slim | ETF(VOO) |
---|---|---|
最終資産額(20年後) | 約1億4,378万円 | 約1億3,725万円 |
手数料 | 0.0968% | 0.03% |
配当課税 | なし(自動再投資) | 20.315%(再投資は課税口座) |
再投資の効率 | ◆ 高効率(NISA枠内) | ◇ 非効率(NISA枠外) |
✅ この戦略が有効なのは「NISA満額投資できる人」
もしNISA枠を使い切らないなら、多少配当が出ても影響は限定的です。
でも、毎年360万円を限界まで投資するなら、非課税枠の効率性が将来の資産形成に大きく関わってきます。
🧠 いんべすた@からのひとこと
投資の世界では「年利7%が取れるか?」など将来の市場環境は誰にも予測できません。
でも、税制や手数料など“すでに決まっている仕組み”については、今から戦略的に最適化することができます。
特にNISAのように「非課税枠が有限」な制度では、こういった細かな差が20年後に大きな差となって現れてきます。
投資で確実にできることは、ルールを理解し、仕組みを味方にする戦略です。
迷ったら、未来の自分にこう聞いてみてください──
「本当にその配当、今受け取る必要ある?」
それではまた、いんべすた@でした!
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