いんべすた@|検討メモ
【衝撃】田中貴金属「純金積立」サービス変更で投資家はどう動く?
手数料アップと“貸金庫なし”分散プラン
田中で現物積立中のいんべすた@です。今回の変更は「現物で持つ自由」と「コスト」に直撃。ここではファクトチェックのうえ、ぼく自身が今まさに検討している分散プラン(貸金庫なし・維持費低め)を共有します。※最終判断は各自の方針・税務状況に合わせて
まずは事実関係(ファクトチェック)
1) 積立手数料率が引き上げ
積立金額の合計 / 月 | 現行 | 変更後(2026年1月以降) | 例:手数料/月 |
---|---|---|---|
3,000円〜29,000円 | 2.5% | 2.8% | 3,000円→84円 など |
30,000円〜49,000円 | 2.0% | 2.2% | 30,000円→660円 など |
50,000円〜 | 1.5% | 1.6% | 50,000円→800円 |
出典:田中貴金属「総合口座 サービス変更のご案内」2025年7月。 :contentReference[oaicite:0]{index=0}
2) 引き出しは「バー指定」のみへ(重量指定終了)
2025年12月16日以降、地金引き出しはバー指定のみ。500g・100g・50g・20g・10g・5gなど、決められたサイズの組み合わせで引き出します。バー指定にはサイズ別の手数料がかかります(例:100g=8,800円、20/10/5g=4,400円 など)。
出典:前掲「サービス変更のご案内」ならびに総合ガイド・約款。 :contentReference[oaicite:1]{index=1}
3) 解約時の精算は現金のみ
2025年12月16日以降、解約時は現金精算のみ。現物受け取りを希望するなら、解約前に引き出し手続きを完了させる必要があります。
出典:前掲「サービス変更のご案内」2025年7月。 :contentReference[oaicite:2]{index=2}
4) 店頭取引は金額に関わらず本人確認が必須
2025年8月1日から、資産用商品の店頭取引は金額に関わらず本人確認が必要(マイナンバー/運転免許証 等)。
出典:田中貴金属「店頭でのお取引時の本人確認について」。 :contentReference[oaicite:3]{index=3}
投資家へのインパクト(税・流動性・コスト)
ポイント
- 解約=現金化なので、含み益があればその年に課税対象。解約前に現物へ振り替えるか、分散の上で売却タイミングをコントロールする戦略が必要。
- 手数料率アップ(1.5%→1.6%ほか)は毎月効くため、長期ではじわじわ効くコスト増に。
- 引き出しはバー指定&サイズ別手数料で、小口化ほどコスト高になりやすい。
貸金庫なし・維持費低めの分散プラン(ぼくの検討案)
※いんべすた@はGLDM(米国ETF)をすでに保有。以下は「田中の現物ウェイトを落として、維持費の低い口座・保管へ振り分ける」設計です。
分散比率(例)
置き場所 / 商品 | 比率 | ねらい |
---|---|---|
田中貴金属(総合口座) | 35% | 既存ポジションを段階的に縮小。必要分だけ残す(現物化の計画を同時に) |
SBI証券「純金積立」(特定保管) | 30% | 分別管理・特定保管で維持費低め+オンライン完結の利便性。 :contentReference[oaicite:4]{index=4} |
金ETF(GLDM 等) | 20% | 流動性・売買機動性の確保(既保有を活用) |
三菱マテリアル「マイ・ゴールド・パートナー」 | 15% | 国内で現物引出し手段を確保(サイズ自動割当・手数料体系を把握) :contentReference[oaicite:5]{index=5} |
※貸金庫は使わず、証券口座・オンライン保管・現物引出しルートを組み合わせる設計。
なぜこの組み合わせ?(費用と使い勝手の両立)
- SBIの特定保管…顧客資産を会社資産と分別・特定保管で管理(Brinks等の保管)。維持費が低く、オンライン運用に向く。 :contentReference[oaicite:6]{index=6}
- 三菱MGP…国内で現物引出し手段をキープ。必要に応じて100g/10g/5gなどで受け取れる(自動割当)。手数料水準は事前に把握。 :contentReference[oaicite:7]{index=7}
- GLDM…即日売買・換金性を担当(市場急変時の流動性バッファ)。
- 田中のウェイト縮小…「解約=現金化」方針転換後の将来リスクに備え、必要分だけ残す。
移行の手順と注意点(スケジュール感)
- 現状棚卸し:田中の保有量・平均取得・含み益を整理。解約せずに先に現物引出しを行う計画を立てる(バーサイズとコストを試算)。 :contentReference[oaicite:8]{index=8}
- バーサイズ設計:コストと機動性のバランスで「1kg主体+100g少量」などを検討(サイズ別手数料に注意)。 :contentReference[oaicite:9]{index=9}
- SBI純金積立の開設:オンラインで毎月積立を開始(特定保管)。既存ETFのGLDMはそのまま流動性枠に。 :contentReference[oaicite:10]{index=10}
- 三菱MGP口座:現物引出しルートを確保しておく(100g/10g/5gなどの自動割当・手数料を理解)。 :contentReference[oaicite:11]{index=11}
- 本人確認の準備:田中の店頭は8/1〜金額問わず本人確認。手続き前に書類を揃える。 :contentReference[oaicite:12]{index=12}
- デッドライン意識:現物で受け取るなら解約前に引き出す。解約後は現金精算のみ(2025/12/16〜)。 :contentReference[oaicite:13]{index=13}
税務は個々の状況で異なります。大口の方は税理士へご相談を。
よくある質問
Q. いま田中を全解約すべき?
A. 一律に「全解約」は推しません。解約=現金化で課税が前倒しになり得るため、解約前に必要分を現物引出し→残りを段階的に分散、が現実的。 :contentReference[oaicite:14]{index=14}
Q. バーは何gで引き出すのが得?
A. 一般に大きいサイズほど手数料率は相対的に低い一方、将来の小口売却はしにくい。1kg主体+100g/50gを少量混ぜるなど、機動性との折衷を。サイズ別手数料と用途で最適化を。 :contentReference[oaicite:15]{index=15}
Q. SBIと三菱はどう使い分ける?
A. SBIは特定保管で維持費を抑えつつオンラインでの積立に強み。三菱は国内で現物引出しの手段を確保する目的。併用で「低維持費×現物化ルート」を両立。 :contentReference[oaicite:16]{index=16}
さいごに(いんべすた@のスタンス)
今回は検討段階の内容をそのままメモとして残しました。田中の変更は、現物で持つ自由とコスト感に直結します。ぼくは「田中のウェイトを35%に縮小」しつつ、「SBIの特定保管」と「三菱の現物引出し口」を足して、貸金庫なし/維持費低めで分散する方向で詰めています。GLDMは流動性バッファとして継続。
同じ課題感の方の参考になれば。各社の最新ルールは変わり得るので、公式情報を都度チェックしつつ、自分の税務・資金繰りに合わせて微調整していきましょう。
- 田中のサービス変更(手数料率、引出し、解約精算・KYC)の一次情報:田中貴金属 公式資料。 :contentReference[oaicite:17]{index=17}
- SBIの保管方式(特定保管・分別管理):SBI証券 公式ヘルプ/FAQ。 :contentReference[oaicite:18]{index=18}
- 三菱MGPの引出し単位・手数料:三菱マテリアル 公式ページ。 :contentReference[oaicite:19]{index=19}
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